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2つのWebページを簡単に比較検証できる!「リダイレクトテスト」の特徴やメリット・デメリットをまとめました

2022年03月31日

この記事は約7分で読めます。

こんにちは。マーケター兼データアナリストとしてお客様のご支援をしております、渡良優と申します。

皆さんは「リダイレクトテスト」というマーケティング手法をご存知でしょうか?

なかなか聞き慣れない、聞いたことはあるけど実践したことはない、という方も多いのではないかと思いますが、Webコンテンツの重要性が高まり続ける今、押さえておくべき手法です。

この記事は、リダイレクトテストについて学び、理解していただくことを目指して執筆しております。

また、リダイレクトテストを実施する場合はツールを利用することが一般的ですので、記事の最後でPtengine Experienceのリダイレクトテスト機能ついてもご紹介します。

最後までお読みいただければ幸いです。


「リダイレクトテスト」とは?


「リダイレクトテスト」は、2つ以上のWebページを比較することで、CVRやサイト訪問者の行動データを基にページのパフォーマンスを検証する手法です。

「リダイレクト」とは、指定のURLにアクセスしたユーザーを、自動的に他のURLに転送することを意味しています。

つまり「リダイレクトテスト」では、指定のURLにアクセスしたユーザーを用意しておいた他のページに指定の割合でリダイレクトさせ、どちらのページの方が目標に対して良い成果を出せるのかを検証します。


そもそも、なぜ「テスト」をすべきなのか?


そもそも、なぜ「テスト」を実施するのでしょうか。

それは、「仮説の精度を高めるため」に他なりません。

仮説の精度が低いままページの構成要素を決めたり施策を展開したりしてしまうと、情報を届けたい相手の心理や感情に働きかけない、いわゆる「共感されない」コンテンツになりかねません。

例えば、広告などを用いてWebページのアクセス数を増やしたとします。そこで必要になってくるのが、「コンバージョン」を増やすことです。ユーザーが抱える課題を確実に捉え、行動を呼び起こす設計が必要となります。

リダイレクトテストのような比較検証テストでは、2つ以上の要素を並列比較することで、どのような訴求・デザインであればより多くのコンバージョンを獲得できるのかという「ナレッジ」を蓄積していくことができます。地味な作業に思えますが、コツコツと着実に積み重ねていけば、マーケティングチームないし企業の資産となるでしょう。

こうした「テスト」を起点としたPDCAを回すことで、仮説の精度が改善され、より成果の出やすいWebマーケティングが実現できるというわけです。


各種テストの中での「リダイレクトテスト」の位置付け


Webマーケティングの世界には「リダイレクトテスト」以外にも多くのテスト手法が存在します。では、数多くある「テスト」の中で、リダイレクトテストを行う理由とはなんでしょうか。

そこで、縦軸に実施の難易度、横軸にデータの特性を置き、一般的なテスト手法をまとめてみました。

リダイレクトテストの特徴は、ページさえ用意できれば比較的容易に実施できる一方で、定量的な結果が出て、スムーズな意思決定につながることです。

WebサイトやWebページのCVR向上を実現することだけでなく、テストの結果からユーザーの好みやニーズが分かることもあります。

Webページの検証において、A/Bテストもよく用いられる手法ですが、一般的なA/Bテストではページ内の一部の要素を変更するに留まります。一方、リダイレクトテストは、より抜本的なページデザインの変更に対応できます。


リダイレクトテストはどのような方におすすめか


リダイレクトテストは、特に下記のような方におすすめです。

・ユーザーに好まれるコンテンツの傾向が掴めていない

・2つの大きく異なる訴求をどちらも試してみたい

・過去に制作したページが既にあるが、その良し悪しの判断がつかない

新しいサービス・商品を担当し始めたばかりの頃は、まだユーザーの理解が不十分で、どんな訴求をすればいいか悩むことも多いでしょう。

逆に、長く同じサービス・商品に関わっていると、自分の認識が凝り固まっていないか、ユーザーの価値観と乖離していないか、不安になりますよね。そんなときにリダイレクトテストを実施すれば、データに基づいた検証ができ、現状の仮説をより精度を高くアップデートすることができます。


リダイレクトテストのメリット・デメリット


改めてリダイレクトテストのメリットは、下記の通りです。

▼メリット

・WebページやWebサイトの抜本的な改善ができる

・A/Bテストなどと比較して、ユーザーの好みやニーズを掴みやすい

・ツールを導入すれば容易に実施できる

一方で、気をつけなければならないポイントもあります。

▼デメリット

・検証のための十分なアクセス数が必要

・短期的にはCVRが下がるリスクもある

・統計的な知識が必要になる場合がある

特に、ツールを導入せずにリダイレクトテストを実施しようとすると、技術的・統計的な知識が必須になり、難易度が大きく上がります。

実施の際には専用のツールの導入をおすすめします。


Ptengine Experienceの紹介


最後に、リダイレクトテストを実施するのにおすすめのツールとして「Ptengine Experience」をご紹介します。

Ptengine Experienceは、サイト編集、ポップアップなどのWeb接客、A/Bテストなどをノーコードで実行できるWebサイト担当者のためのツールです。2022年1月のアップデートにより、2つ以上の検証用URLを用意するだけで、誰でも手軽にリダイレクトテストを実施することができるようになりました。

Ptengine Experienceのリダイレクトテスト機能の強みは、なんといってもレポートの見やすさと充実さです。

「結果は出たけど、どうやって判断すればよいのか分からない」

「もっと細かいデータが見たい」

といったご要望に応える、非常に使いやすいレポートになっています。

また、リダイレクトテストを実施するのが初めてといった方でも心配ありません。

画面に表示されている項目を上から1つ1つ埋めていくだけで、簡単にテストを公開できます。

さらにPtengine Experienceでリダイレクトテストを行う際のメリットは、ヒートマップを併用することで、顧客像の解像度を上げていく作業を視覚的な情報も用いながらワンプラットフォームでできることです。

ユーザー行動を数字だけでなく、直感的にも把握できると、分析業務のハードルがぐんと下がり日々の業務がもっと楽しくなるはずです。

いかがでしたでしょうか?

この記事を読んだ皆さまが、リダイレクトテストをマスターしてサイト改善の幅をより向上させることを願っています。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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