blog»サイトを評価する2大指標 エンゲージと直帰率を解説
Takashi Ando
アルコール二段 グロースチーム
2020年08月13日
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みなさん、こんにちは😄
今日はウェブ自体の分析によく使われているKPIを深く学びましょう。
特に後半のエンゲージメントに関しては日本ですとあまり見なかったりしますが、海外などではよく使われているのでぜひ覚えてください。
直帰率は訪問者が訪れたページに対してどれだけマッチしていかないかを測る主要な指標です。
技術的にも解説をすると、サイトAの中のaページにあるリンクをクリックしたら、クライアントエンドがWebサーバにこのリンクに応じるページリクエストを送ります。このページをbページと呼びます。そして、bページはもう一つのサイトであるBサイトに所属とします。
そうすると、Bサイトの視点から見るとbページはこの訪問者がBサイトを訪問する時の最初のページ、つまりは入り口ページとなります。呼び出されたbページが徐々に開いていきます。
Bページを開いてる途中に、ある程度情報が見えてくるわけですが、「何か違うな、これ」と価値ないサイトだと判断し、全てのページの内容がブラウザに表示するまでにページを閉じた場合、サイトBにとってはロストとしてカウントされます。
サイトのロストが多いほど、魅力が無いと判断されます。
もし全ての情報がブラウザに届いたとしても、ここからもう一段階、訪問者とページの内容が適切かどうかを判定します。それが、直帰です。
直帰は全てのページの内容がブラウザに表示されてから、何のリンクもクリックせず、ページを閉じることを指します。簡単に言うと、あるサイトに訪れた際に最初に来たページの時点で訪問者にとって有用かどうかが判断されているということです。
直帰率はあるサイトの訪問中、直帰と見られる訪問に対しての全体訪問数の割合です。実際の計算には訪問数を使って計算します。次の2種類があります。
直帰率 = 一つのページだけ訪問して離脱した訪問数 / 全ての訪問数
直帰率 = 一つのページビューだけカウントされたの訪問数 / 全ての訪問数
(後者の計算式はGoogleアナリティクスで採用されている計算法です。もし訪問者がページにあるリンクを一切クリックせずに、ブラウザの更新ボタンをクリックするような場合は、一つのページビューだけカウントされたの訪問数では無いが、一つのページだけを訪問した訪問には当てはまります。)
因みにPtengineは後者の式を採用。
直帰率はサイト分析の中でも最も重要な指標の一つです。
直帰率が高いサイトは訪問者の期待と用意しているコンテンツが合っていないので、Ptengneのヒートマップ分析などを用いて、何が原因かを探ってもらうことで改善が図れます。
(Ptengineであれば、直帰とそうでない訪問者の比較も可能です)
エンゲージメントに関しては具体的に明確な定義が一つに定まっているわけではありません。一般的には訪問者がサービスサイトに入ってきて何らかの好意的なアクションをとってもらうことが該当します。よく使われるものとしては以下となります。(もちろん、下記だけとは限りません)
エンゲージメントは上記の全てのアクションの総称になります。実際にエンゲージメントと見られるのはもっと広いわけです。各アクションを分けて測るのではなく、総合的に訪問者がどのぐらいエンゲージしたのか、つまりは好意的な行動をとっているのかを測る必要があります。どうやって測るのでしょうか?ここでは、エンゲージメントインデックス(Engagement Index、略はEI)という指標の立て方を説明します。
エンゲージメントインデックスの立て方
Step1.業務上でエンゲージアクションとして分析したい項目をリストアップ
Step2.リストアップした項目の重要度を付けるため数値を付与
Step3.各項目の回数とその付与した数値の 掛け算して合計する
イメージつきましたでしょうか?ちょっと補足説明しますと、エンゲージメントインデックスは直接出てくる一つの数値がなく複合の組み合わせから算出される指標です。したがってサービス運営者から定義が生み出される価値ベースの判断基準であり、外部的な客観性があるわけではありません。
一方でサービスの利用価値を自社に適した形で評価できる有意義な指標です。訪問やユニークビジターだけ見ていても、実際期待される行動は特に取ってないケースは多くあるわけです。
いかがでしたでしょうか?重要でも意外と知らないこともあるかと思います。この二つの指標をしっかり捉えるだけでも改善できる余地が非常に大きいのでぜひ今後に活かしていってくださいね!