blog  image

ECサイト運営者必見!送料無料条件間近ユーザーへのアプローチ

author avatar

Keikei Kou

カスタマーサクセス

2025年12月25日

この記事は約3分で読めます。

ECサイトを運営していて、こんな状況に心当たりはありませんか?

  • 「送料無料に届きそうなのに、なぜかカートから離脱されてしまう」
  • 「追加購入を促したいけれど、どんな商品を案内すべきかわからない」
  • 「送料無料施策をやっているのに、平均注文単価がなかなか上がらない」

実は、多くのECサイトが気づかないうちに大きな機会を逃しています。
その1つの原因は「送料無料条件まであと少し」のユーザーに対する最適なアプローチ不足です。
この課題を解消するのが、Ptengine Experience の動的ポップアップ(動的アプローチ)施策です。

送料無料条件“間近ユーザー”の購買動機とは?

送料無料達成まであと数百円のユーザーは、次のような心理状態にあります:
・送料無料にしたい気持ちは強い
・しかし、あと何を追加すべきか分からない
・検索するのが面倒で、そのまま離脱してしまう

従来の「関連商品を一律表示する方法」では、送料無料に近い人だけに適切に訴求できないことで、購買行動につながらないといった限界がありました。
本来もっとも購買意欲が高い層であるにもかかわらず、「あと何を買えばいいのかわからない」という理由だけで離脱してしまう…これはECにおける典型的な“機会損失ポイント”です。

Ptengineが推薦する 「動的アプローチ」 で課題を解決

ここでは、Ptengineが支援した小売系ECの事例をもとに、実装内容と期待できる成果 を紹介します。
動的アプローチは、大きく 2ステップ で進みます。
Step1:リアルタイムデータから「送料無料条件間近ユーザー」を自動識別
Step2:対象ユーザーにだけ適切なポップアップを出し分け、追加購入を促進

以下に、実際の施策実装手順をまとめます。

1. ポップアップクリエイティブ作成

目的:プチプラ商品・関連アイテムを提案するポップアップを作成
設定例:
表示場所:カートページ
文言例:「送料無料まであと少し!おすすめのプチプラアイテムはこちら」

2. 配信条件(ターゲティング)の設定

対象ページ:カートページURLを指定
表示トリガー:JavaScriptによる表示コントロールを選択

3. カートページ編集(トリガー用体験)作成

・カートページ上で動作する「トリガー判定用体験」を作成
・HTML編集 or ページ挿入で、表示条件を設定する基盤を用意

4. トリガー用JavaScriptコードの実装・挿入

・金額抽出: カート内の「送料無料まであと●円」表示部分から金額を抽出します。
・実装例: トリガー用のJavaScriptコードを挿入し、残額が「100円以上499円以下」の場合のみポップアップを表示するように設定します。

5. 体験(ポップアップ・トリガー)の公開・テスト

・条件一致時にポップアップが正しく表示されるか検証
・UIの崩れやユーザー体験への影響がないか確認

期待される成果と継続的な最適化

この施策によって、以下の成果が期待できます:

・1つ注文あたりの平均購入単価(客単価)向上
・かご落ち(カート離脱)率の低減
・プチプラ商品や関連アイテムの販売数増加
・送料無料特典利用率の向上

さらに、Experienceの分析機能により、ポップアップ表示回数、クリック率などの定量データを比較しながら、メッセージ文言や表示タイミング、おすすめ商品の種類まで継続的に改善し、成果を最大化できます。

まとめ:リアルタイムでEC接客の最適化

Ptengine Experience を活用した送料無料条件間近ユーザーへの動的アプローチは、従来の「一律表示」から脱却し、ユーザーごとに最適化されたリアルタイム提案へと進化させる方法です。
リアルタイム解析 × 動的セグメント × パーソナライズ
この組み合わせにより、購買機会を逃さない “攻めのEC改善” が実現できます。

💡 今すぐ無料でPtengineを試して、追加購入率改善を始めませんか?
まずは無料トライアルで、あなたのECサイトでどれだけ改善余地があるか確かめてみてください。

既にご利用中の方はExperienceを起動し、「残り金額×ポップアップ出し分け」のセグメントを作成してみてください。
その瞬間から、新しい改善サイクルが動き始めます。

【関連記事】

【業界別事例特集Vol.2】自社ECサイトでのパーソナライズ実践

データ精度で成果を変える!Ptengine「イベントプロパティ機能」実践事例3選

【初心者向け】 ECサイトのCV向上を目指すなら必ず行うべき 9カテゴリ27つのA/Bテストアイディア

Ptengine×アパレルECサイト 月2本のA/Bテストを実施し、月商を1,700万円増加させた施策【UX改善編】

Ptengine x Shopify 効果的な店舗運営の実現【A/Bテスト実践編】

いかがでしたでしょうか?ぜひシェアをお願いいたします。