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ユーザーの行動を解析できる「ヒートマップ」とは?

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窪田 知昭

グロース/マーケティングチーム

2020年05月05日

この記事は約6分で読めます。

最近のWEBマーケティングにおいて、重要だと注目されている「CXの改善」はご存知でしょうか?そもそもCXとは、カスタマーエクスペリエンスの略称で、簡単に説明すると、顧客がどのようなプロセスを踏んで、購買行動等に至ったかを評価したものです。 

CXの改善には、ユーザー行動を分析することが必要で、そのためにヒートマップは用いられます。この記事では、ヒートマップへの正しい理解やヒートマップを利用して改善点を出す方法、おすすめのヒートマップツールのご紹介まで、紐解きながらご紹介していきます! 

ヒートマップとは? 

ヒートマップとは、データを可視化するために、サイトに訪れたユーザーの行動や属性を、色の濃淡で見える化する手法のことです。データが色で表現されるため、普段見ているような数字のデータよりも馴染みやすく、見やすいのが特徴です。サイトに訪れたユーザーの行動や属性は、ユーザーのマウスアクションを解析する事によって掴むことが可能になります。ここで重要なのは、ユーザーのマウスアクション=ユーザーの視線であるということです。以下はアメリカの研究者らによるものです。 

カーネギー・メロン大学で研究者たちが行った研究によると次の結果が出ている。マウスのカーソルがある箇所を指した回数の84%において、(ユーザーの)凝視が起こっている。さらに、凝視されなかった箇所の88%には、マウス・カーソルも動いていなかった。


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つまりヒートマップは、数字に比べて、データを読み取りやすいのはもちろんのこと、マウスアクションの解析により、サイト内でのユーザーの行動や興味関心を掴む事が可能になります。 

ヒートマップで解析出来ること  

ここまでで、ヒートマップとは、サイトに訪れたユーザーの行動を見える化する手法のこと。というのはご理解頂けたと思います。ヒートマップで解析ができるのは、ユーザーの視線だけではありません。様々なユーザーのアクションを解析することも可能です。そんな機能面についての詳細をご紹介いたします! 

実際にヒートマップではなにができるのか。という詳細な機能面についてご紹介いたします! 

マウスアクションが可視化でき、ユーザーの視線が分かる。 

「ヒートマップとは?」の部分でもお話しましたが、ユーザーのマウスアクション=ユーザーの視線です。そのため、ユーザーの視線を、色の濃淡により直接、可視化することができます。マウスのカーソルが集まる部分は注目されており、逆に、マウスのカーソルが集まっていない箇所は注目されていない部分と言えるでしょう。 

クリックされている場所の可視化ができ、ユーザーの注目度が分かる 

サイト内のどこに興味を惹かれ、クリックしたかを解析できます。。また、画像やリンクのクリックアクションだけでなく、なにもない箇所で起こしたクリックアクションも確認することができます。これにより、よくクリックされる箇所に重要なCTAを設置する等、改善に活かすことができます。 

熟読されている部分の可視化ができ、ユーザーの目的が分かる 

サイトを閲覧しているユーザーが、どこに時間をかけて読んでいるかを、色の濃淡で分かりやすく知ることができます。熟読してほしい部分でされているかの確認や、熟読されていない箇所の問題点が分かります。これにより、ユーザーの目的に合わせたコンテンツ修正をするに当たって、大いに役立つでしょう。 

サイトを離脱した地点の可視化ができ、ユーザーの関心度が分かる 

サイトを閲覧していたユーザーが、どの箇所で、サイトそのものやページから離れたかを確認することができます。これにより、離脱の原因を探ったり、離脱率の高いユーザーの傾向を掴むことができ、それに向けた改善施策を考える事が可能になります。 

ユーザーの属性確認ができ、ユーザーに多い傾向に変更できる 

サイトを訪れた人の中に、どのような傾向の人が多いかを、項目ごとに確認することができます。これにより、ターゲットに合わせている人がしっかり流入しているかを確認することができます。これにより、例えばユーザーに多い年代に合わせた内容に変更することや、ユーザーに多いデバイスに合わせたサイト設計にする等、よりCVが見込める改善を行うことが可能になります。 

ヒートマップで改善点を出すための方法 

ヒートマップの機能について理解を深めたところで、実際にヒートマップを利用して改善点を出すにはどうすれば良いかについて、段階を踏んでご紹介します。流れとしてはアクセス解析→CV改善をゴールにして考えていただけるとイメージされやすいと思います。 

アクセス解析を行う 

まずは、GoogleAnalytics等のアクセス解析ツールで遷移率が悪い、またはCVが発生していないページを絞りだしましょう。そのページに対して、ヒートマップを活用して原因を探っていきます。ユーザーが離脱している箇所や、マウスの動きによって課題が見えてくるでしょう。 

課題を発見する 

次に、前述のアクセス解析を踏まえて、サイトの課題を発見します。これまで確認することが出来なかった、もしくは限られた行動を数字でしか確認できなかった部分が、詳細に見やすく確認できます。これにより、例えば「本来、一番閲覧してほしいページよりも前に、離脱しているユーザーが半数を超えていた。」や「クリックアクションを起こしてほしいCTAよりも、他のCTAに注目が集まってしまい、思い通りにクリックアクションが起こらない。」等といった、サイトの課題が見つけやすくなり、改善施策も立てやすくなるでしょう。 

改善施策を立案、実行する 

サイトの課題が分かったところで、改善施策の立案に入ります。課題が分かってしまえば、改善施策もすぐに浮かんでくるかと思います。その後実行します。実行した後もヒートマップで効果が確認できるため、施策に対しての評価や修正も出来るため、最適な施策にすることが出来ます。 

CVの改善に至る 

ヒートマップで得た改善点を元にした施策を実行できれば、目的であったCV改善の   達成も見えてくるでしょう。このように、ヒートマップを効果的に利用できれば、導入前に比べて、サイトのCV率改善を簡単に行うことが出来るでしょう。 

ヒートマップによるアクセス解析「Ptengine」 

PtengineはGoogleAnalytics同様のアクセス解析の他にも特徴であるヒートマップ、さらにはユーザーの行動に合わせて狙ったタイミングでポップアップを出すといったサービスを全て無料で使用できます。 

成功事例としてRIZAPはPtengineを導入し申し込みが167%増加しました。dentsuでは導入前と比べ、CVRが13.9%から21%に上昇。他にも様々な有名企業がWebサイトの分析のために導入しています。有料版と同じ機能を無料版でも使用できるため、無料だから使いづらいなどということは一切なく、有料版を導入するか悩んでいる方が一度体験するという方法も可能です。 

ヒートマップによる直感的な分析ができる。 

ヒートマップとは、データを直感的に見るために、サイトに訪れたユーザーの最も見ている部分とあまり見ていない部分を色の濃淡で表示する方法です。ユーザーがサイト内でクリックした箇所をサーモグラフィーのように可視化できることが特徴で、ユーザーが多くクリックした場所ほど赤く光るためアクセス解析ツールを初めて使用する方やにはとてもオススメです。 

分析に必要なページを1ページで簡潔に表示してくれるサマリー機能 

リアルタイム画面で運営するWebサイトの見たいデータを全て見ることができます。 

先ほど紹介したデータ以外にも検索キーワード、どのブラウザから見られたか、PCとスマホのどちらで見られたかなどの細かい情報まで知ることができます。また1ページで表示してくれるため色々なページにあちこち移動することなく分析できることも特徴です。 

Web接客機能によりユーザーに最適なコンテンツを届けられる 

訪問していただいたユーザーの興味や関心などを分析し、最適化されたコンテンツを表示し、購入などのアクションを促す配信を行うことが可能です。また、特例の商品ページをクリックした回数に応じて特別クーポンなどを発行し購入率の向上も可能です。  

まとめ 

いかがでしたでしょうか。ヒートマップについてご理解いただけましたでしょうか。ヒートマップはマーケティングを行う上で、サイトを訪れた人の行動や傾向を計測することができ、非常に便利なツールです。しかし、成果を出すためには、導入後の運用と改善施策がとても重要になってきます。ヒートマップの計測結果を元に課題を発見し、解決に向けた施策を立案、実行することでCV率の改善に繋がり、そこで初めて直接的な効果を発揮します。そのため、導入するだけではなく、その後の活かし方がとても重要になってくるということです。 

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