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ECサイトの隠れた機会損失を発見!サイト内検索「ゼロ結果」対策で売上アップを実現

2025年11月28日

この記事は約3分で読めます。

ECサイトを運営していると、こんな悩みに心当たりはありませんか?
「サイト内検索のCVRは高いのに、なぜか全体の売上が伸び悩んでいる」 「検索機能はあるけれど、メンテナンスに手が回らない」 「ユーザーが何を探しているのかわからない」
実は、多くのECサイトが気づかないうちに、大きなチャンスを逃しています。それが「検索結果0件」、いわゆるゼロ結果です。

こうした課題を、Ptengineがデータの力で解決へ導きます。
今回の事例を通じて、ECサイト改善の中でも、見落とされがちな“検索体験”の最適化に注目してみましょう。

なぜ“検索の失敗”が、売上に直結するのか

サイト内検索を利用するユーザーは、すでに明確な購買意図を持っています。つまり:

  • 欲しい商品が決まっている
  • 今すぐ買い物をしたい気持ちが強い
  • CVRが通常の2-3倍高い傾向がある

そんな「今すぐ買いたい」ユーザーに「該当商品がありません」と返してしまうのは、直接的な売上機会を逃していることになります。

よくある検索失敗のパターン

1. 表記揺れ・誤字脱字

イメージ例

  • 商品名 :「Ptengine」(実際に取り扱いある商品名/ブランド名)
  • 検索内容:「ピィーティエンジ」や「PTエンジン」など
  • 結  果:0件ヒット → 機会損失

2. 予想外の入力

  • 俗称での検索:「スマホケース」→「携帯電話ケース」
  • 型番のバリエーション:「iPhone14」→「iPhone 14」
  • 完全一致仕様の限界:少しでも違うと0件

Ptengineで実現する検索失敗対策

ステップ1:導線設計

ECサイトのコンバージョン率を向上するカギは、ユーザー体験の細部にあります。

まず、自社サイトによる獲得できるデータの把握から始めます。Ptengineの最新のイベントプロパティ分析機能を活用して頂ければ、従来より分析できる範囲が拡大しています。

設定するイベントの例:

  • search_zero_result(検索結果0件)
  • search_success(1件以上ヒット)

取得するプロパティの例:

  • keyword(検索キーワード)
  • page_path(検索結果ページURL)
  • source(検索UI:ヘッダー/モバイル等)
  • result_count(結果件数)

ステップ2:実装(Ptengineへのデータ送信)

目標としては、検索結果ページでゼロ結果を判定したら、自動的に検索したキーワードを記録し、Ptengineに送信することです。

実装のポイント

  • 検索見出しの「…」からキーワード抽出
  • 「ご指定の条件に一致する商品が見つかりませんでした。」でゼロ結果判定
  • Ptengineにイベント送信(イベント名:イベント_検索失敗、プロパティ:検索キーワード)

Ptengineに送信したデータの仕様図

ステップ3:フォローUIの設計(ゼロ結果の場合の離脱防止策)

検索結果がゼロと判定された際、訪問者がそのまま離脱しないよう、フォロー用のポップアップを表示します。
Ptengine であれば、特定キーワードや来訪条件に応じて、精度の高いパーソナライズ配信が可能です。

よくある提示内容の例:

  • 再検索支援:入力フォーカス+候補/同義語サジェスト
  • 代替導線:人気カテゴリ/在庫あり商品/ランキング/セール
  • サポート導線:問い合わせ/チャット/店舗在庫確認

また、モバイル向けに配信する場合は、画面の邪魔になりにくい スライドアップ型インライン案内 を優先して設計することをおすすめします。

ステップ4:結果分析と運用サイクルの確立

上記施策の実施後は、2週間〜1ヵ月程度 を目安に実験データを可視化し、継続的な改善につなげていきます。

重要指標

  • ゼロ結果率(全体/デバイス/流入別)
  • ゼロ結果キーワードTop20(誤字/表記揺れ/俗称/欠品などの分類タグ)
  • ゼロ結果後の行動(再検索/カテゴリ遷移/離脱)
  • フォローUIの表示率・クリック率・ゼロ結果後CVR

定常的な改善施策

  • 週次/月次で検索の候補提示の追加
  • A/BテストによるページUIの改善
    ‐ フォローUI(ポップアップ vs インライン)
    ‐ 提案タイプ(同義語中心 vs カテゴリ導線中心)
    ‐ CTA(チャット誘導有無、在庫ありフィルタの先出し)

まとめ:ゼロ結果を減らして、サイトの売上を伸ばそう

検索で「ゼロ結果」が出るたびに、実は“購入直前のユーザー”を逃してしまっているかもしれません。
この小さな見直しこそが、ECサイト改善の中でも最も費用対効果の高い施策のひとつです。

特に検索利用率が高いサイトや、商品数の多いショップでは、検索体験の最適化=売上アップへの近道になります。まずは現状の「検索失敗率」を可視化し、データに基づいたCVR改善を始めてみましょう。

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