blog»ブランド・マーケティング»業界を超えて実践的なナレッジを得るPtengineユーザー会レポート
大森 葵
2025年05月13日
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日々の業務の中で、同じような悩みを持ち、同じような工夫を積み重ねている人たちと、じっくり話せる機会は、案外少ないものです。Ptengineでは、そんな思いをきっかけに、少人数・招待制のユーザー会を定期的に開催しています。今回はその最新回の様子をご紹介します。
今回のテーマは、 「施策に活かせる顧客理解~課題と取り組みを語り合う会~」当日は以下のような流れで進行しました:
全体で約2時間半ほどで事例紹介や、懇親会などコンパクトながらも充実した会になりました。
今回のユーザー会も、これまでと同様、最大30名ほどの規模で行いました。参加者は、マーケティングやウェブ改善に携わる方々。業種も業界もさまざまですが、「Ptengineを使って、日々の業務をより良くしたい」という共通点のもとに集まっています。
会はあくまでもクローズドな場として運営しており、話された内容は基本的に外部には公開していません。その分、実際の施策や現場での試行錯誤、チーム内のコミュニケーションといった、普段なかなか耳にすることのない本音や具体的な工夫が飛び交います。
ひとつの話題がきっかけとなり、別の視点が加わり、議論が自然と深まり、参加者同士が互いに刺激し合っていく——そんな空気が、会場のあちこちで生まれていました。
今回のユーザー会では、実際に参加された方々にお話を伺いました。
「業界を越えて話せる場って、実はあまりないんですよね。同業同士だと競合感があって、本音で話すのが難しくて…。でも、今回のような異業種の方が多く集まる会だと、“同業じゃないからこその新しい発見”がたくさんあると感じました。
自分の業界では出てこない視点が得られるのはすごく貴重ですし、業界が違っても、取り組んでいるミッションや課題が似ていれば十分に参考になるというのが、今日改めて分かりました。」
この方が所属する部署では、毎回参加メンバー変えてユーザー会に送り出してくださっています。現場で得た気づきや学びを持ち帰り、チーム内で共有することで、組織全体の視点が広がっていく——そんな前向きなサイクルを作っていただいているのが、運営としてもとてもありがたく、印象に残る参加の仕方でした。
また、別の参加者からはこんなお声も。
「前回はインプットを中心に設計されていて、今回は交流がメイン。毎回テーマや構成が異なるのがこの会の特徴だと思っています。それぞれの会に違った価値があるので、どちらも参加してよかったなと感じています。
Ptengine自体はすでに導入しているんですが、活用しきれていないのが実情です。A/Bテストもやってみたいけど、どこから始めたらいいか分からなくて。こうして顔を合わせると、“正直あまり使いこなせていないんです”っていう話もしやすいんですよね。
こういう話を素直にできたからこそ、今まで以上に親身になってサポートしてくださる体制も整えていただけて、本当にありがたいと感じています」
このように、ユーザー会は単なる情報共有の場ではなく、実務に根差した悩みや気づきが交差し、新たな視点を得られる機会として機能していました。
そのため、まだ使いこなせていないという声もありますが、だからこそ同じ悩みを共有し合えるのがこの会の魅力です。
さらに、会の後に実施したアンケートでも、以下のような声が寄せられました。
このようにユーザー会を通じて、参加者同士やPtmindスタッフとの新たな繋がりが生まれ、事例紹介を通じて得られる新たなインサイトや、素直な悩みの共有によって多くの気づが生まれました。
ユーザー会には、今回が初参加の方もいれば、何度も足を運んでくださっている方もいらっしゃいます。習熟度や経験もさまざまな中で、ある種の“知識の循環”のようなものが自然と生まれているのも、この会の魅力のひとつです。
Ptengineを使い始めたばかりの方もいれば、長く使い続けていて、ユーザー会にも何度も参加してくださっている方もいます。習熟度の異なる人たちが集まることで、自然と知識や経験が循環していく雰囲気がありました。
運営としても、こうした知識の流れが生まれることを意図しており、初心者からベテランまでが気軽に混ざり合える場を大切にしています。
このユーザー会の面白さは、「学びの形が一様でないこと」にあります。参加者同士の会話を通じて、自分の取り組みを他の視点で捉え直す場面も多く見られました。
テーマが違っても根本にある考え方や姿勢には共通点が多く、それぞれが自分の現場に置き換えながら気づきを持ち帰っている様子が印象的でした。
数字や施策だけでなく、“思考の整理”や“視点の広がり”といった変化を感じて帰っていただける。そんな時間になっていたとすれば、主催側としてこれ以上ない喜びです。
ユーザー会は、今後も定期的に開催していく予定です。これまでの参加者は、スタートアップから大手企業まで多岐にわたりますが、規模や業種に関係なく、日々真剣にサイトと向き合っている方々ばかりです。
ご案内をお届けする機会があれば、ぜひ気軽にご参加いただければ嬉しく思います。引き続き、Ptengineは「プロダクトだけでなく、つながりも価値になる」そんな場をつくっていきます。