株式会社ニューズピックス

スマホファーストのメディアの新しい分析・評価,ヒートマップが可視化するユーザー行動が、コンテンツの新しい指標になっています。

知見を蓄積して、新しい指標として継続的に活用できるような土台を作っていきたいと思います。 PDCAも一度実施して終わりになりやすいので、連続的にPDCAを回していくノウハウを蓄積していきたいですね。

株式会社ニューズピックス

大川知氏

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Ptengineは、企業の業種や規模に問わず、誰でも簡単にユーザーの理解に基づいて継続的にオンラインビジネスの収益を向上させられることを支援するサービスです。

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スマホファーストのメディアの新しい分析・評価

ヒートマップが可視化するユーザー行動が、コンテンツの新しい指標になっています。

  • 記事単体がどう読まれているのかがわかるようになった
  • 複数の部署で活用する人が増えてきた

コーポレートプロフィール

株式会社ニューズピックス
ユーザーが外部サイトのコンテンツを「Pick」してコメントができる、経済ニュースプラットフォームのNewsPicks。外部コンテンツの配信だけでなく、自社編集部でオリジナルのコンテンツを制作・配信しています。また、広告コンテンツも、自社のクリエイティブチームで質の高いコンテンツを制作しています。他のメディアでは見られない骨太の記事は、高い評価を得ています。

これまでの課題

  • スマホファーストのメディアとして新しい指標が必要だった。
  • 他の解析ツールでは得られない記事単体の読まれ方を知りたかった。

Ptengineを選定した理由

  • 導入により、読み込み速度が遅くならないこと。
  • 利用できる機能と価格。

Ptengineへの評価

  • 記事単体がどう読まれているのかがわかるようになった。
  • 複数の部署で活用する人が増えてきた。

インタビュー

記事の読まれ方を分析したくて、ヒートマップを導入

株式会社ニューズピックス サービス開発の大川知氏に、Ptengineの導入の背景、活用状況、今後の期待などについてお話をうかがいました。

Q: Ptengineを導入した経緯を教えてください。

大川氏:
NewsPicksでは、サービスを開始した当初からPVは追わない方針を明確にし、記事へのコメントやLikeの数、回遊率などを指標としてコンテンツを評価してきました。これは、1本1本の記事をしっかり読んでもらうこと、そしてメディアとしての世界観を確立することを重視していたからです。

これらの数値は内製の解析ツールを使って取得し、評価してきました。しかし、記事本文がどのように読まれているのか、ということまではわからなかったので、ヒートマップの導入を検討しました。

Q: 導入にあたってはどのようなことを検討されましたか?

大川氏:
最も重視したのは、ユーザー体験を損ねないことです。導入したことで、ページの読み込み速度が遅くなるようであれば、導入するわけにはいきませんから。実際にテスト導入してみて、読み込み速度を計測しましたが、導入以前と変わらなかったので、これなら大丈夫だと考えました。

もちろん、機能も必要十分でした。Ptengineよりも多機能なツールはありますが、ヒートマップを初めて導入する我々には、十分な機能が揃っており、価格面でも導入しやすいと感じました。

読まれるコンテンツに長さは関係ない。ヒートマップが明らかにしたユーザー行動

Ptengineをどのように活用していますか?

大川氏:
スマホの記事ページのみに導入しています。もともと、NewsPicksはスマホファーストのメディアで、アプリの利用者の満足度を重視していることから、モバイルに特化して導入しました。

編集部が発足して2年、スマホファーストのメディアという新しい領域に対しての経験値が少なく、これまで手探りでやってきました。Ptengineの導入によって、読者の行動を見える化できたことで、いろいろな発見がありました。これまで、記事は長すぎると読まれないのではないか、という懸念もありましたが、長くても、しっかりと作り込んだコンテンツであれば、最後まで読まれるということが実証できました。

ヒートマップでは、読者がどこを注視していたがわかります。力を入れて作った画像がじっくり見られて赤くなっていれば、施策は正しかったと評価できます。例えば、インフォグラフィックでは、どういうコンテンツに目が止まり、じっくり読まれるのか、ということも見えてきました。インフォグラフィックの場合、ある程度パターンがあるのですが、パターンどおりのところは、すーっと見られていますが、パターンから外れた部分が赤くなっている(見られている)ということもありました。

またNewsPicksでは、企業とのタイアップ記事も制作しており、広告のコンテンツがどう読まれているかも評価しています。クライアントが本当に伝えたいメッセージが読者にしっかりと届いているかどうかを評価できるようになりました。

Q: Ptengineを使ってどのような改善をしていますか?

大川氏:
1つの記事でも、ヒートマップを通して見ると、コンテンツの中に濃淡があることがわかります。これまで見えなかった読者の読み方がわかるようになることで、発見があります。一番伝えたいことが伝わったのか、記事構成はどうたったのかを評価し、次のコンテンツ制作に活かしています。

その他には、ヒートマップを見て、写真や画像の枚数や配置バランスを調整することもあります。また連載記事の場合、1回目以降の記事の場合、以前の記事への導線となる目次をどこに配置するかは読者の動きを見ながら変更しています。

Ptmind主催の勉強会で利用者が拡大

Q: 広告主さんの反応などはいかがでしょうか?

大川氏:例えば、ある広告主さんでは、求人を目的にしたコンテンツを制作しました。募集要項だけでなく、メッセージや会社概要、社長の写真などがしっかり読まれていることを示すことができ、情報をしっかり見た読者からの応募があることを評価していただけました。読者がどのように見ているのかが、ヒートマップを通してわかることが大きな価値だと思います。

Q: Ptengineを使って最もよかったと感じるところはどこですか?

大川氏:
PVに変わる指標がなかったところ、記事単体の到達率というような新しい指標が得られたことですね。これから知見を蓄積して、新しい指標として継続的に活用できるような土台を作っていきたいと思います。

PDCAも一度実施して終わりになりやすいので、連続的にPDCAを回していくノウハウを蓄積していきたいですね。

Q: 先日、Ptengineのコンサルタントによる勉強会を開催しましたが、いかがでしたか?

大川氏:
編集、営業、開発など様々な部署の人が参加しました。いろいろな立場の人がヒートマップを見るようになることで、異なる視点からの発見なども得られそうです。

勉強会では、NewsPicksのコンテンツを事例にして説明していただいたので、「自分事」として捉えやすくなっていました。これまでは一部の担当者のみが活用していましたが、今後は、社内全体に浸透するといいですね。

そういう意味で、活用するための学習コストが低いことも評価しています。グラフですと、評価・分析するにはスキルが必要ですが、ヒートマップはどの部署の人でもすぐに分かるので、数値に向き合おうというモチベーションもアップしています。

すでに活用している自分にとっては、赤と青の違いが具体的にどういった計算式から導かれるのか、といった疑問ありましたが、勉強会ではそうした疑問に対してもきちんと説明していただきました。

Q: 今後、どのような活用をしていきたいですか?

大川氏:
スマホ特化のメディアとしては、まだチャレンジできることがたくさんあります。例えばインタラクティブなコンテンツなども今後強化していく予定ですが、そのためにはコンテンツを評価するためのデータと新しい指標が重要です。Ptengineがさらに活用できそうだと思っています。