サイト改善のやりっ放しを無くすためのアーカイブ機能をPtengineに実装しました

長らくサイト改善業界?におりますが、サイトでのABテストが一般化してきているように感じています。様々な簡易的に利用できるABテストツールが登場し、さらにGoogleにおいてはGoogle Optimizeという無料でABテストできるサービスが展開されています。以前はABテストは先進的な予算の豊富な一部の企業だけが利用していましたが、ツールの無料化により様々な企業が実施することができるようになり、ABテストはキャズムを超えるのではないでしょうか。

参照:http://www.performics.com/author/andrewcummins/

その改善、アーカイブできてますか?

さて、このように一般化するに当たっての課題があります。そもそもABテストの成功率は高いものではなく、何度もトライアンドエラーを繰り返しながら徐々にCVRを改善していくことが必要です。ABテストの進化によるトライすることは非常に簡単になりましたが、成功したり失敗したケースをしっかりアーカイブできているのでしょうか。専任で人が張り付き改善するのはいいのですが、その知見がその担当者のみにたまり、その方が転職してしまうと、後任の方があとからまた知見のない状態で行わなければならない、なんて話が聞こえてまいります。
 
そもそも成功したときにだけ注目がされがちですが、「見出しの内容を機能ベースからソリューションベース」に変更したけど有意差(効果)がでなかったというような情報自体が有用なのですね。けれどもそういったことはなかなかアーカイブされない。そうするとあとから転職してきた方が、見出しはソリューションベースでないとだめだ、といってABテストをまたすることに成りかねません。失敗も含めたデータは非常に有用なのです。
 

とはいえ面倒なアーカイブ

そうはいっても現場は大変です。兎に角やることが多い。施策をまわさないと成果にはつながらないので、自然とPDCAが回らなくなりひたすらDoになります。リソースが豊富で暇ですなんて企業はなかなかいないですがから、よっぽどデータドリブンな文化が根付いた企業でないとDoで終わっちゃいます。これは仕方がない部分があるなと思います。
 

そこで開発してみました

というような背景もあり、Ptengineに過去のサイトをアーカイブ化する機能をβ版ではありますが実装しました。
Ptengineは実際のサイトを呼び出し、その上にヒートマップを計算して描画するという仕組みになっています。というのもX軸Y軸の座標だけでヒートマップを取得するとデバイスのサイズにより改行等がされるため、特にスマートフォンでは大きくヒートマップがずれてしまうのですね。そこでPtengineでは実際にhtmlソース上でどこがクリックされたのかを取得し、ヒートマップを描画する際にはそのデータを元に、実際のサイトのhtmlソースのどのタグの上にヒートマップを出すか計算しているのです。これにより精度を保証してます。
 
さて、そのような仕組みからサイト改善やリニューアル前のデータは実際の過去サイトを呼び出す必要があったのですが、リニューアル等をすると改善前のサイトが存在しなくなってしまうため、過去サイトのヒートマップを見る場合、最新のサイトの上にヒートマップが描画されるという課題がございました。そこで今回、サイトリニューアルや改善前のサイト情報をすべてPtengineに取り込み、その過去のサイト情報でのヒートマップを見たい場合はこちらを呼び出せるようにしました。この機能により実質的にサイトのアーカイブ化ができることとなったのです。
 

サイトのアーカイブとそのヒートマップが確認できるように

つまり、サイトのアーカイブがボタン一つでできるようになり、さらにそのヒートマップも分析できるようになったということで、非常に気楽にアーカイブおよび分析ができる環境が整ったということになります。今までのPtengineはサイトでの行動データの可視化というソリューションであったのですが、そこだけではなく利用ユーザーのサイト改善の運用部分もお手伝いすることができるようになりました。
 
ぜひぜひアーカイブ化してご活用いただけたらと思います。

※現時点ではファーストプラン以上の方だけがご利用いただけます。

細かな利用方法は下記からご参照ください!
 

Ohara Ryotaro

Ptmind Co-Founder / General Manager / Marketing & PR Director