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あなたのランディングページは、この子猫に負けないくらい『モバイルフレンドリー』ですか?
画像は FlickrのPrime Numberさんのものを転載。

この記事は、Landing Page and Conversion Optimization Blog | Unbounceに掲載された「How “Best Practices” Change When You’re Dealing with Mobile-Responsive Landing Pages」を翻訳した内容です。

 

どんなデバイスからユーザーがアクセスしてきても、あなたのランディングページを快適に見ることができますか?

『画面を拡大しなければコピー文章が読めない』なんてこと、あなたのランディングページでは起こっていないでしょうか。CTAボタンを探すために、スクロールを繰り返す必要はないでしょうか。長いページを全て読み終わる頃には、指が疲れているなんてことも、あってはならないことです。

もし、全てのサイト訪問者にとって快適なページにしたいなら、ランディングページをスマホ用に最適化する必要があります。

そうは言っても、実際には何をすればよいでしょうか?スマホ用にページを最適化するといっても、いったいどうすればよいのでしょうか?私は、『コンバージョン率アップの専門家』8人に取材し、その答えにたどり着きました。

スマホで最大限の効果を発揮できるようにページを改善する方法は、従来のものとはどのように違うのでしょうか。

その答えとなる『6つの手法』をこれから紹介していきたいと思います。

1. スマホユーザー特有の目的に応えよう

パソコンユーザーとスマホユーザーの目的は、それぞれ異なります。Three Deep Marketing 社のAngie Schottmuller さんは、次のように説明しました。

画面の大きさも、使っている機器も、状況(環境や心構え)も違うため、ユーザーが
期待すること、必要としていること、やりたいことも全く違ってくるのです。

『コンバージョン率アップの専門家』の多くは、『スマホユーザーはパソコンユーザーと同じ様に買い物をしない』ことに気付きました。

ContentVerve社のミッシェル・アーガルド(Michael Aagaard )さんは、このように説明しています。

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たいていの場合、スマホユーザーのコンバージョン率は低くなります。パソコンユーザーが最も高く、次がタブレットユーザー、最後にスマホユーザーの順番です。

ここ数年に渡って、スマホユーザーはもっと増加するでしょう。それでも、何か買い物をする時はパソコンを使いたいという人が多いのも事実です。もちろん、販売している商品によって、”コンバージョンの意味”や”スマホユーザーの割合”は変わってきます。

あまり調べる必要の無い”手軽な買い物で”は、スマホが好んで使われているようです。
逆に、何か大きな買い物をする時には、たくさん調べる必要が出てくるので、
あまりスマホは使われないようです。

どちらにしろ、スマホで買い物をしようとする人は、比較的少ないようです。

しかし、 Alex Designs社のアレックス・ハリス(Alex Harris) さんは、『スマホユーザーは調査モードにある』という真実を発見したのです。

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調査の中で発見したのは、スマホユーザーはスマホで調べ物をした後に、パソコンやタブレットに移って買い物を完結させるということです。

ということは、”見込み客を作っておく”ということが、スマホの最も重要な成果(=コンバージョン)ということになります。

スマホユーザーが、まだ『調査モード』にいるというのなら、彼らが必要とする情報を、全て簡単にゲットできるようにしましょう。そのために、これから紹介する手法を、多くの専門家達が推奨しているのです。

2. CTAボタンを「クリックコールボタン」に変えてテストする

『サイト訪問者は”購入するための情報”を集めているのだから、簡単に電話をかけることができるようにするべきだ』と、アレックス・ハリスさんは言っています。

スマホ対応のランディングページを作ったのなら、ユーザーがあなたの会社に簡単に電話できることを、確認したくなることでしょう

彼はこうアドバイスしています。

  1. 電話番号がHTMLで書かれていて、『クリックすればすぐにかけられる状態』になっていることを確認して下さい。つまり、スマホ画面をタップすれば、自動的にダイヤルされる状態になるということです。
  2. 電話番号をそのまま数字で記載するのと、『クリックコール ボタン』を掲載するのと、両方のバージョンでテストを実施し、比較して下さい。『クリックコール ボタン』とは、クリックすればすぐに電話をかけられるボタンのことです。ボタンには、『今すぐ電話をかけるには、こちらをクリック』というような、クリックを誘導する文言を掲載しましょう。私たちがテストを実施したとろ、このボタンを使ったことで10-20%もお問い合わせの電話数が増えました。

アンジー・スコットミラー(Angie Schottmuller )さんは、プレゼンの中で、『クリックコール ボタンを設置する方法を』を説明しています。(説明の最後は、googleアナリティクス トラッキングコードの説明で、締めくくっています。)

この画像はアンジー・スコットミラーさんから、提供していただきました。

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電話でのお問い合わせ数を20%増やしたいですか?クリックできる形で
電話番号をそのまま記載するのと、『クリックコール ボタン』を掲載するのと、
両方のバージョンでテストし、比べてみて下さい。

この手法が生きてくるのは、実際に問い合わせ電話を受けられるだけの環境が整備されている場合だけなので、注意して下さい。

多くの場合は、見込み客をゲットできるようなスマホページにするために、コツコツと改善していく方が、適しているかもしれません。

3. 問い合わせ電話を受けることが最終ゴールではないのなら、入力文字数をできるだけ軽減しよう

スマホで使い易いランディングページを持っていたとしても、問い合わせの電話を受けることが最終ゴールではないはずです。

今日では、スマホは電話をかける以外にも使い道が沢山あります。スマホページを通して、見込み客を獲得したいと思っている方は多いでしょう。それならば、できる限りページを短くすることを、Certified Knowledge社のブラッド・ゲッデズ(Brad Geddes)さんは、お勧めしています。

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ユーザーの情報を収集するために、ドロップダウンメニューをたくさん用意して、選択してもらうというやり方は、パソコンユーザーにはいいかもしれません。

でも、スマホユーザーとなると話が違ってきます。全て(無理な場合にはほとんどの)選択メニューをスマホページから削除し、その他余計なものを全て取り除くのは、商品を売るためだということを忘れないで下さい。

私が取材した専門家達の大半もそう指摘しているように、スマホ用の登録フォームを改善するためには、ユーザーの『不快感』を和らげることが重要です。

この『不快感』とは、『サイト訪問者が何かを成し遂げようとした時に(物理的/心理的に)邪魔になるもの』という意味です。

Disruptive Advertising社の創設者であり、現在社長を務めているジョナサン・ダネーゼ(Johnathan Dane)氏はこうアドバイスしました。

『不快感”を和らげるためには、入力フォームを減らすことが重要です。特に、後でサイト訪問者に連絡することになっている場合は、尚更です。』

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サイト訪問者が記入しなければならない入力フォームがどの位あるのか、確認してみましょう。

そのほとんどを取り除くことで、スマホからも使い易いページにすることができますか?その答えが”Yes”なら、実行に移してください。コンバージョン率が上昇するでしょう。

さらに、『心地良いユーザー・エクスペリエンス』をサイト訪問者に提供する方法として、シンプルだけど効果的なものを、彼は教えてくれました。

スマホから入力フォームに記入しようとした時に、キーボード入力、アルファベット入力、数字入力と、入力方式が自動的に切り替わることを確認して下さい。

例えば、氏名の欄はアルファベット入力、電話番号は数字入力、メールアドレスはアルファベット入力、郵便番号は数字入力になります。

アンジー・スコットミラー(Angie Schottmuller )さんはプレゼンの中で、複数の入力フォームが、スマホでそれぞれどのように表示されるのかを、見せてくれました。

画像はアンジー・スコットミラーさんが提供してくれたものです。

※画像はiOS6以前のものです。

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Clever Zebo 社の創設者であるジョシュ・クラフチン(Josh Krafchin)さんは、スマホページで『入力文字数』や『不快感』を減らすために、他の方法を教えてくれました。

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スマホで沢山の文字を打つのはたいへんです。

でも、もし簡単に実行できるのなら、彼らは喜んで行動に出る傾向にあります。入力文字数を減らすことは、絶対に必要です。

その他の方法では、入力フォームに記入してもらう代わりに、ソーシャルログインを採用したり、既に登録者がいる決済システムを使ったり、”複数選択可”にして入力フォームの自由度を高める方法などがあります。

4.「スクロールしなくても見える画面領域」の活用手法は、いったん忘れましょう

もちろん、スマホページにも『スクロールしなくても見える画面領域』は存在しますが、その活用方法がパソコンの時と比べて、ぐっと難しくなってくるのです。

モバイル端末は、その種類によって画面の大きさが違うので、”スクロールしなくても見える画面領域”にCTAボタンを設置することが、難しくなってきます。

世の中には沢山のモバイル端末があふれていますが、その種類によって画面の大きさは違います。

例えば、画面の縦の長さを見ていくと、iPhone 4は480ピクセル、iPhone 5は568ピクセル、iPhone 6は667ピクセル、そして最新のiPhone 6 plusでは736ピクセルにも及びます。

では、どうすればよいでしょうか?

常に画面サイズが変わってしまう状況の中で、どのようにページを最適化すればよいでしょうか?

アンジー・スコットミラーさんは、次のような解決策を示してくれました。

『CTAボタンのミニ・バージョンを作成し、ページの上の部分、基本的にはロゴの下に設置するとよいでしょう。』

CTAボタンのミニ・バージョンを作成し、コンバージョンを促しましょう。

この手法を使えば、CTAボタンは常に、スクロールしなくても見えるところに出てくるので、スマホユーザーの目的を達成するには極めて有効です。

最近では、スマホでスクロールすることに慣れてきたユーザーも多いですが、それでも登録フォームが簡単に使えるということを、確かめる必要があります。そうなれば、あなたのCTAボタンが、クリック・チャンスを逃すことはないでしょう。

スマホ用ランディングページを最適化する際には、『スクロールしなくても見える画面領域』の
パソコンでの活用手法は、いったん忘れてしまいましょう。

5. 内容は分かりやすいままコピー文章をできるだけ短くしましょう

もしあなたが、ランディングページ改善のために、定期的に記事を読んでいるのなら、コンバージョン率アップのために大切なのは『分かりやすさ』だということを、耳がタコになるほど聞いていることでしょう。

スマホ対応ランディングページに関してもそれは変わりませんが、簡潔に情報を記載することが、より重要になってきます。

ジョナサン・ダネーゼさんは、その理由を丁寧に説明しています。

パソコンユーザーに比べると、スマホユーザーが一つのページにかける時間は短いものです。

ということは、ランディングページを見てすぐにポイントが掴めるように、情報を掲載しなけばなりません。情報を豊富に掲載するのではなく、ポイントを分かり易く説明することによって、できる限り文字数を減らすのです。

WiderFunnel社のコンバージョン最適化の達人:アルハン・ケセル(Alhan Keser)さんは、同じことを発見しました。

スマホ版ランディングページの内容を簡潔にするために、沢山の情報を削り、分かりやすい表現に変更してテストした結果、”効果が上がらなかった”というケースは、私も見たことがありません。

さらに、アルハンさんは次のことを発見しました。

『登録までの手順を短くて簡単なものにすれば、コンバージョン率が上昇するでしょう。』

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スマホでページが表示される状況を想定できれば、全てのスマホユーザーの思考を理解できたも同然です。

時間のかからない簡単なページであれば、ユーザーはスマホだけで決断することもできるのです。

6. インターネットの通信速度が遅いことに注意しよう

『スマホユーザーの方が私のページを長く読んでくれている』なんて思っていたら、それはただの勘違いです。

実は、インターネットの通信速度が遅いだけなのです。

もし、あなたがこの問題を他人事だと思ったのなら、通信速度が遅い環境でのコンバージョン率が落ち込み、深刻な状況になってしまうでしょう。

最近の調査では、ユーザーの43%が、『表示速度の遅いランディングページやウェブサイトには、二度と訪れない』という結果が出ています。

ConvertThemes 社のジェン・ゴードン(Jen Gordon)さんは、『通信速度が遅い環境でも、ページがサクサクと表示されるのか確認するためのポイント』を発表しました。

もし、『ページの表示速度は上げたいけど、何から始めたらいいのか分からない』というような状況だったら、アンジー・スコットミラーさんがプレゼンの中で公開した『診断ツール』を試してみて下さい。

『スマホ対応度 診断ツール』が、あなたのページをあらゆる角度から分析し、『スマホ対応 レベル』をはじき出します。

ユーザーの43%が、表示速度の遅いランディングページやウェブサイトには、
二度と訪れていません。その中の一ページになるのはやめましょう。

限界までテストを繰り返そう

スマホユーザーもパソコンユーザーも、元々は同じ人間です。

使っている機器は何であろうとも、彼らは何か問題を抱えていて、あなたにそれを解決して欲しいと思っているのです。

ジェン・ゴードンさんは、次のようにまとめました。

大きな視点から見ると、パソコンでもタブレットでもスマホでも、改善手法に違いはありません。

サイト訪問者が抱えている問題や夢に共感して、彼らが求めている解決策を提供するのです。

これまで紹介してきた手法は、スマホで使い易いランディングページを作り始める『スタート地点』としてはもってこいです。

しかし、最も重要なのは、これらの手法がサイト訪問客に共感し、コンバージョンへと導いているかどうか、テストを実施することです。

スタート地点から一歩踏み出したいあなたのために、専門家達のアドバイスをまとめたいと思います。

  1.  CTAボタンを『クリックコール ボタン』に変えてテストして下さい。
  2.  『クリックコール ボタンを掲載する』のと『クリックできる形で電話番号をそのまま記載する』のと、両方のバージョンでテストし、比較して下さい。
  3.  全ての『選択メニュー』を削除して下さい。
  4.  入力フォームに記入してもらう代わりに、ソーシャルログインを提供して、テストを実施して下さい。
  5.  CTAボタンのミニ・バージョンを作成し、ウェブフォームへのリンクを設定して、テストを実施して下さい。
  6.  できる限りコピー文章の量を減らして下さい。
  7.  早く簡単に、ユーザーが目的を達成できるようなページになっているか、テストして下さい。

最後に、あなたに尋ねたいと思います。

『ランディングページ改善手法の中で、スマホページには役立たなかったものを、見たことがありますか?』