39.7%が効果測定に課題感。調査で明らかになったBtoB企業のWebマーケティングの実態

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はじめまして、ガイアックスの中村竜次郎です。BtoB企業にインバウンドマーケティングの導入を支援したり、「INBOUND marketing blog」の編集長をしたり、自社サービスのマーケティングを担当したりしています。

今回、BtoB企業のWebマーケティングの実態を調査したので、解析やサイト改善に関するデータを中心に紹介します。

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【調査方法】

  • 2015年3月~5月にインターネットリサーチを利用し実施
  • 売上規模20億円以上のBtoB企業でWebマーケティング関連業務に従事する方々が対象
  • 調査地域は全国47都道府県
  • 有効回答数:330

サイト改善に必須な効果測定に手が回らないWeb担当者が39.7%。人手不足も顕在化

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企業のWeb担当者の実に45.3%が人手不足を課題に上げています。特に効果測定に手が回っていないと答える方が多く(39.7%)、実施した施策に対するアクセス解析などの定量的な分析が出来ていないようです。

このPtengine Blogでもアクセス解析による改善の重要性を訴えているように、打った施策に対する効果検証はWebサイト運営の基本。ただ「分かっているけど後回し」というのは、私自身も過去に何度も経験のあることです。

最近では施策表をエクセルで作成して、実施日、測定期間、判断基準などを実施前に決めています。施策を一覧表にすると満足感もありますし、過去に実施した施策の効果をひと目で確認できるため、非常に有効な管理方法です。

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実際に活用している施策表のサンプル

 

人材不足以外で目を引いたのが、戦略性(38.3%)や予算(33.8%)、社内理解(25.4%)への不満でした。自身の仕事環境に満足していないWeb担当者が少なからずいることが分かります。

本来Webマーケティングは経営視点で考えるべきですし、売上に対する貢献度で評価されるべきものです。社内のメンバーが積極的に協力し、その協力自体が評価の対象となりうる体制に構築することが、マーケティングを成功させるために必要といえるでしょう。

少数精鋭で担当?1サイトあたりの担当者数は4人以下で42.5%。複数サイトを兼務も

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1サイトあたりの担当者は1~4人(42.5%)という回答が最も多い結果となりました。複数サイトを兼務している方が約半数にのぼるため(46.9%)、1~4人で担当といっても実際は1人で複数のWebサイトを掛け持ちしている可能性もあります。

もちろんサービス特性や売上規模に影響されますが、「Q.商材・サービスサイトで抱える問題点・課題を教えてください。」の結果の通り、人手不足(45.3%)は大きな課題といえるでしょう。

アウトソーシングしている運用業務の第1位はアクセス解析効果測定

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当社のようなWebコンサルティング・制作・運用会社にとって、最も気になるのが「運用時のアウトソーシング業務」の割合ですが、Webサイト運用の肝とも言える「アクセス解析効果測定」が最も多い結果となりました(43.9%)。このことから、Webサイトにおける施策と改善を、外部の企業に依頼しているケースが多いと考えられます。

内製化できている企業は19.3%(アウトソーシングしていない)程度であり、Web制作や運用会社の必要性の高さがうかがえます。一方で、進化の激しいWebマーケティング業界において、トレンドをいち早く捉え、最適な改善案の企画がアウトソーシング先は求められています(43.6%)。

広告運用(33.7%)やSEO(20.8%)など「定番」とも言える施策以外にも、ソーシャルメディア運用をアウトソーシングしているという回答もあり(16.7%)、BtoB企業も新たな集客のためのチャネルを模索していることが分かります。

Web担当者には厳しい数字?1サイトあたりの年間予算は1000万円未満

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限られた予算で目標の達成を求められるのがWeb担当者の宿命です。1サイトあたりの年間予算を1000万円未満と回答した方が63.8%とありました。技術が加速度的に進化し、さまざまなツールが登場するWebマーケティング業界において、この予算が多いか少ないかは意見の分かれるところではあります。

アクセス数、セッション数、コンバージョン数など、数値として結果が見えるWeb担当者は、きっと打ちたい施策は多いでしょうが、取捨選択し、効率的に効果を高めていくことが求められているように思います。

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